「あ、契約したまま…」を防ぐ!電気・ガス自由化プラン比較放置を見直すワザ5選

電気やガスの検針票、封も切らずにそのまま置いていませんか。「電力自由化」という言葉が話題になったのはもう何年も前のことですが、実際にプランを見直したことがある人は、まだ一部にとどまっています。契約した電力会社のまま、ガスも地域のガス会社のままという家庭は今も少なくありません。

電気・ガスは毎月必ず発生する固定費だからこそ、一度比較して見直すだけで、その後は何もしなくても節約効果が続きます。この記事では、比較・見直しを後回しにしがちな人向けに、無理なく切り替えまでたどり着くための実践ワザを5つ紹介します。

電気代請求書のイラスト

電力・ガスの自由化は2016年から始まっていますが、契約した電力会社をそのまま使い続けている家庭はまだ多いんです。比較するだけなら手間はそれほどかかりません。

目次

なぜ電気・ガスの比較は後回しにされやすいのか

資源エネルギー庁が公表しているデータによると、家庭を含む低圧部門における新電力(大手電力会社以外)のシェアは全国平均で約24%前後にとどまっており、東京電力管内でも約25%と、おおよそ4分の3の世帯は今も契約を切り替えていない状況がうかがえます。制度が始まってから年数が経っているにもかかわらず、比較・切り替えが広がりきっていないのが実情です。

背景には、「手続きが面倒そう」「今の生活が止まってしまうのでは」という誤解があります。実際には電気・ガスの切り替えで停電や開通工事が発生することはなく、申し込みだけで完了します。それでも比較検討という最初の一手間が後回しにされ、そのまま何年も同じプランを使い続けてしまうのです。

電気・ガス・水道の光熱費のイラスト

ワザ1:検針票やマイページで「今の契約内容」を確認する

比較の第一歩は、今の契約を正確に把握することです。検針票または電力会社・ガス会社のマイページ(Web会員サービス)を開き、契約しているプラン名・契約アンペア数(電気)・使用量(㎥/kWh)・月々の料金単価を確認しましょう。紙の検針票が見当たらない場合は、口座振替の明細や請求書からでも契約者番号が分かれば、公式サイトの会員登録でマイページを再発行できます。

確認した契約内容は、家計簿ノートの1ページにメモしておくと、この後の比較作業でそのまま使えます。

ワザ2:比較サイトで同条件のシミュレーションを1回だけやってみる

契約内容が分かったら、電力・ガス比較サイト(エネチェンジ、価格.com等)で同じ条件(郵便番号・契約アンペア数・月間使用量)を入力し、シミュレーションを行います。入力する項目はワザ1で確認した数字をそのまま使えば数分で完了します。比較サイトの調査では、電力会社の乗り換えによる年間節約額の目安は3万円前後という試算も出ており、キャンペーン特典を含めるとさらに上振れするケースもあります。1回シミュレーションしてみて、差額が小さければ「今のままでよい」と判断できるのも比較のメリットです。

2つのものを比較している人のイラスト

シミュレーションは無料で何度でもやり直せます。差額が小さかったとしても、一度確認しておけば「見直し済み」という安心材料になります。

ワザ3:セット割(電気+ガス、電気+通信会社)の対象になっていないか調べる

電力会社の中には、電気とガスを同じ会社にまとめる「セット割」や、スマホ・インターネット回線とのセット割を用意しているところがあります。すでに使っている携帯キャリアや通信会社会社が電力小売りにも参入している場合、乗り換え先を新しく探さなくても、今の契約先のセット割に加入するだけで割引が受けられることがあります。比較サイトのシミュレーションと合わせて、普段使っているサービスに電気・ガスのセットプランがないか確認しておくと選択肢が広がります。

ワザ4:切り替え手続きの流れを知っておく(工事や停電は基本的に発生しない)

切り替えを迷う一番の理由は「手続きが大変そう」という不安です。実際の流れはシンプルで、①新しい会社に申し込む→②新しい会社が旧契約の解約手続きを代行→③指定日に自動で切り替わるという3ステップだけです。電力・ガスメーターの交換が必要なケースでも、基本的に在宅の立ち会いなしで完了し、供給が止まることもありません。申し込みから切り替えまでは、電気で1〜2週間、ガスは立ち会い確認が必要な場合があるため会社の案内に従いましょう。

切り替え後に届く新しい契約書・料金プラン案内は、ファイルボックスにひとまとめにしておくと、次に見直すときにもすぐ取り出せます。

ワザ5:切り替え後は「年1回見直す日」をあらかじめ決めておく

一度切り替えて終わりにせず、他社がキャンペーンを始めていないか、自分の使用量に変化がないかを年1回チェックする日を先に決めておくと、また同じように契約が固定化してしまうのを防げます。引っ越しシーズンの終わりや年末の家計見直しのタイミングに合わせておくと、他の固定費の見直しと一緒に済ませやすくなります。

卓上カレンダーに「電気・ガス見直し」と書き込んでおくだけでも、毎年の放置を防ぐ効果があります。

よくある質問

Q. 電気・ガスを切り替えると、品質やトラブル対応は悪くなりませんか?
送配電網(電線・ガス管)自体は今までと同じ設備をそのまま使うため、供給の安定性は変わりません。トラブル時の対応窓口が契約している小売会社に変わるだけです。

Q. 賃貸住宅でも電力会社は自由に選べますか?
多くの場合は選べますが、物件によっては電力会社が指定されている一括受電方式のケースもあります。契約前に管理会社・大家さんに確認しておくと安心です。

Q. 比較サイトを使うと、しつこい営業電話がかかってきませんか?
比較サイトによって対応は異なります。個人情報の入力を必須にせず概算シミュレーションだけ確認できるサイトもあるため、まずは電話番号の入力が不要なサービスから試すと気軽に比較できます。

まとめ:5つの比較・見直しワザを一覧で振り返る

見直しワザ 手軽さ 効果が出るまで 向いている人
①今の契約内容を確認 ★★★ すぐ そもそも契約プランを把握していない人
②比較サイトでシミュレーション ★★★ 数分後 とりあえず差額を知りたい人
③セット割を調べる ★★☆ 加入後から 通信会社をよく使う人
④切り替え手続きを進める ★★☆ 1〜2週間後 比較して差額に納得した人
⑤年1回の見直し日を決める ★★★ 翌年以降ずっと また放置してしまいそうな人

電気・ガスの契約は、一度比較して見直すだけで、その後は特別な手間をかけずに節約効果が続く数少ない固定費です。まずは検針票やマイページを開いて、今の契約内容を確認するところから始めてみてください。

比較して「今のままでいい」と分かるだけでも収穫です。まずはシミュレーションを1回だけ試してみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次