「そろそろ簿記の試験を受けようかな」「TOEICのスコアを更新しておきたい」と思い立って公式サイトを開いたら、すでに申込期間が終わっていた——そんな経験はないでしょうか。資格試験や検定試験は、試験日そのものよりも「申込締切日」の方が早く来てしまうため、試験日をカレンダーに書いていても申込みを忘れてしまうことがあります。
試験日と申込締切日は別物で、しかも締切は試験の1〜2ヶ月ほど前に設定されていることが多いため、油断していると気づいたときには手遅れ、ということになりがちです。この記事では、資格試験・検定試験の申込み忘れを防ぐための管理ワザを5つ紹介します。


勉強のやる気は出ているのに、肝心の申込みを忘れてしまってはもったいないですよね。まずは「いつまでに申し込むか」を先に押さえておきましょう。
なぜ申込締切の見落としは起きやすいのか
資格試験の情報を調べるとき、多くの人がまず気にするのは「試験日はいつか」という点です。ところが申込締切日は試験日よりもかなり早く設定されていることが一般的で、例えばTOEIC L&Rテストの申込みは、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式案内によれば試験日よりかなり前の時点で締め切られます。日商簿記検定のような統一試験も、年に数回しか実施されないため、一度申込期間を逃すと次のチャンスは数ヶ月先になってしまいます。
さらに、試験勉強そのものに意識が向いていると「まだ先の話」と後回しにしてしまい、気づいたときには申込サイトが締め切られている、というパターンも少なくありません。試験日ではなく申込締切日を基準に予定を管理することが、うっかり忘れを防ぐ第一歩です。

裏技1:試験日ではなく「申込締切日」をカレンダーに書き込む
受験を考えた時点で、試験日だけでなく申込締切日も一緒にカレンダーへ書き込んでおきましょう。多くの資格試験は公式サイトに次回・次々回の試験日程と申込期間がまとめて公開されているため、受験を決めた瞬間に両方をチェックする習慣をつけると見落としが減ります。締切日の1週間前にも印をつけておくと、支払いや必要書類の準備をする余裕も生まれます。
試験日だけを書き込んだカレンダーは意外と見落としの原因になります。「申込締切」と赤字で書いておくなど、試験日と区別できる書き方にしておくのがポイントです。
裏技2:受験予定を家族や自分の目につく場所で共有する
一人暮らしでも同居家族がいても、受験を考えている試験の名前と申込締切日を、冷蔵庫などいつも目に入る場所に貼り出しておくと効果的です。頭の中だけで覚えておこうとすると、仕事や家事に追われているうちに忘れてしまいがちですが、視界に入る場所に情報があれば自然と思い出すきっかけになります。

家族に見える場所に貼っておくと「そろそろ申し込んだ?」と声をかけてもらえることもあります。一人で抱え込まず、周りの目も味方につけましょう。
裏技3:公式サイトのマイページ登録と通知メールを先に済ませておく
受験を検討し始めた段階で、実施団体の公式サイトにマイページ(会員登録)だけ先に済ませておくと、いざ申込みをするときの手間が減ります。団体によっては登録会員向けに試験日程や申込開始のお知らせメールを配信していることもあるため、早めに登録しておくと申込開始のタイミング自体を教えてもらえる場合があります。

裏技4:申込み後は「受験料の支払い期限」も別で確認する
資格試験の中には、Web上での申込み手続きが完了しても、コンビニ払いや銀行振込などで別途受験料を支払うまでは申込みが確定しない仕組みのものがあります。申込フォームを送信して安心してしまい、支払いを忘れたまま期限が過ぎてキャンセル扱いになるケースもあるため、申込み完了後は支払い期限も必ずカレンダーに書き込み、早めに済ませておきましょう。

裏技5:申込み後は「受験票が届く時期」もあわせて把握しておく
申込みと支払いが完了したら、それで終わりにせず、受験票が届く予定の時期も公式サイトで確認しておきましょう。試験直前になっても受験票が届かない場合、再発行の手続きに時間がかかることがあります。届く予定の時期を過ぎても届かないときは、早めに実施団体へ問い合わせることが大切です。

申込み、支払い、受験票の到着と、確認すべきタイミングが何度かに分かれているのが資格試験の申込みの特徴です。一つずつカレンダーに書き出しておくと、抜け漏れにすぐ気づけます。

よくある質問
Q. 申込締切日を過ぎてしまったら、もう受験する方法はありませんか?
試験によっては、通常より割高な料金で申込みを受け付ける「追加申込期間」を設けている場合があります。ただし全ての試験で実施されているわけではないため、公式サイトで確認するか、次回の試験を待つのが基本になります。
Q. 複数の資格試験を並行して受けたい場合、管理のコツはありますか?
試験ごとに申込締切日・支払い期限・試験日をまとめて書き出せる一覧表を作っておくと、混同しにくくなります。カレンダーに書き込む際も、試験名を省略せずに書いておくと見返したときに分かりやすいです。
Q. 学生時代と違って、社会人になってから申込みを忘れやすくなった気がします。なぜですか?
学校で一括申込みをしてもらえる環境と違い、社会人の資格試験は自分で情報を追いかけて申し込む必要があります。仕事のスケジュールに紛れて後回しになりやすいため、意識的に予定へ組み込む工夫が必要です。
まとめ:5つの申込み忘れ防止ワザを比較
| ワザ | 手軽さ | 効果が出るまで | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①申込締切日をカレンダーに記入 | ★★★ | すぐ | 試験日だけ意識してしまいがちな人 |
| ②受験予定を目につく場所で共有 | ★★★ | すぐ | 家族と同居している人 |
| ③マイページ登録・通知メール設定 | ★★☆ | すぐ | 申込開始日を自分で確認するのが不安な人 |
| ④支払い期限を別途確認 | ★★☆ | すぐ | コンビニ払い・振込に慣れていない人 |
| ⑤受験票の到着時期を把握 | ★★☆ | 申込み後から | 直前に慌てたくない人 |
資格試験の申込みは、試験日ではなく締切日を基準にスケジュールを組むだけで、うっかり忘れをかなり減らせます。まずは受験を考えている試験の申込締切日を調べて、カレンダーに書き込むところから始めてみてください。

締切を逃さず申し込めたときの安心感は大きいものです。次に受けたい試験が決まったら、まずは公式サイトで申込締切日をチェックしてみましょう。

