「あ、これ何年前…」を防ぐ!休眠口座・口座管理手数料回避ワザ5選

学生時代に作った口座、昔の勤務先の給与振込用に作った口座——結婚や引っ越し、転職のたびに増えていく銀行口座を、すべて把握できている人は少ないのではないでしょうか。

使っていない口座をそのまま放置していると、実は知らないうちに手数料が引かれ続けていたり、口座そのものが「休眠」扱いになってしまうことがあります。今は使っていないからと油断していると、いざ必要になったときに残高が目減りしていた、というケースも起こりえます。

銀行のイラスト

使っていない口座、『そのうち解約しよう』と思ったまま何年も放置していませんか?実は手数料がかかっている銀行も増えているんです。

この記事では、使っていない銀行口座を整理して、余計な手数料やトラブルを防ぐためのワザを5つ紹介します。

目次

なぜ「休眠預金」「口座管理手数料」が問題になるのか

近年、多くのメガバンク・地方銀行が「未利用口座管理手数料」を導入しています。2021年7月1日以降に開設され、2年以上入出金の利用がない普通預金口座を対象に、年間1,320円(税込)程度の手数料がかかる仕組みです。対象になる前には郵送などで通知が届き、通知から約3か月以内に入出金するか解約手続きをすれば手数料は回避できますが、通知を見落とすとそのまま口座から手数料が引き落とされ続けます。

さらに、10年以上まったく入出金のない預金は「休眠預金」として扱われ、休眠預金等活用法に基づき預金保険機構に移管され、民間の公益活動の財源として活用されることになります。移管後でも手続きをすれば引き出し自体は可能ですが、通帳やキャッシュカードを紛失していると本人確認などの手間が発生します。

通帳とキャッシュカードのイラスト

裏技1:使っていない口座を一覧にして「銀行名・支店名」を洗い出す

まずは自分名義の口座を全て洗い出しましょう。通帳・キャッシュカード・銀行からのハガキを1か所に集めて、銀行名・支店名・最終利用日が分かる範囲でメモしておくと、どの口座が対象になりそうか見えてきます。実家や旧住所宛てに郵便物が届いている可能性もあるため、家族に確認するのも有効です。

通帳とキャッシュカードを一体型のケースにまとめておくと、次に見直すときに口座の全体像をすぐ把握できます。

裏技2:各銀行のアプリ・ネットバンキングで残高と最終取引日を確認する

通帳が手元にない口座も、銀行公式アプリやネットバンキングにログインすれば残高・取引履歴が確認できることがほとんどです。ログインID・パスワードを忘れている場合は、公式サイトの「パスワードを忘れた方」から再設定の手続きを進めましょう。ここで最終取引日をチェックし、2年近く動きがない口座は要注意です。

パスワードを忘れて放置している口座ほど、実は手数料の対象になりやすい傾向があります。この機会に一度ログインし直してみましょう。

裏技3:使う予定がない口座は「早めに解約」する

今後も使う見込みがない口座は、手数料が発生する前に解約してしまうのが確実です。手順は「通帳・キャッシュカード・本人確認書類・届出印(必要な場合)を持って窓口へ行く→解約手続き用紙に記入→残高を受け取る」という流れが基本です。ネット銀行の場合は、公式アプリやサイトから解約申請できることもあります。

裏技4:残す口座は「年に1回、必ずログインする日」を決める

将来使う可能性がある口座を残す場合は、1年に1回、決まったタイミング(誕生月や年末など)にログインして残高を確認する習慣をつけましょう。定期的にアクセスすること自体が「利用実績」となり、未利用口座扱いを防ぐ最も簡単な方法です。

卓上カレンダーに「口座チェックの日」を書き込んでおくと、忙しくても見直しのタイミングを逃しにくくなります。

裏技5:銀行からの「お知らせ」ハガキ・メールは必ず開封する

未利用口座管理手数料の対象になる前には、多くの銀行が事前に通知を送っています。「銀行名の入った郵便物だから」と中身を見ずに処分してしまうと、猶予期間内に対応できず手数料が発生してしまいます。差出人に銀行名がある郵便物・メールは、内容を確認してから処分する習慣をつけましょう。

よくある質問

Q. 通帳やキャッシュカードを紛失した口座でも解約できますか?
本人確認書類があれば、紛失した状態でも窓口で再発行・解約の手続きが可能な場合がほとんどです。詳しい必要書類は各銀行に事前に問い合わせておくと窓口でスムーズです。

Q. 休眠預金になったお金は、もう引き出せないのですか?
休眠預金等活用法により民間公益活動の財源として活用されますが、口座名義人が銀行に申し出れば、移管後も引き出し手続きは可能です。ただし本人確認等の手続きに通常より時間がかかることがあります。

Q. 手数料の対象になる条件は、どの銀行も同じですか?
対象となる口座開設日・未利用期間・残高の条件は銀行によって異なります。正確な条件は必ず利用している銀行の公式サイトで確認してください。

まとめ:5つの口座整理ワザを一覧で振り返る

整理ワザ 手軽さ 効果が出るまで 向いている人
①口座を一覧にして洗い出す ★★☆ すぐ 口座数が多い人
②アプリで残高・取引日を確認 ★★★ すぐ 通帳を紛失している人
③使わない口座は解約 ★★☆ 窓口訪問後すぐ 口座を減らしたい人
④年1回ログインする日を決める ★★★ 次の見直しから 口座を残しておきたい人
⑤銀行からの通知を必ず確認 ★★★ すぐ 郵便物を見落としがちな人

使っていない口座は「そのうち」で済ませず、一度全体を洗い出してみることが大切です。手間はかかりますが、放置による手数料や休眠預金化を防ぐ確実な方法です。

口座整理は面倒に感じますが、通帳を1か所に集めるところから始めれば、思ったより早く終わりますよ。

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